乗合バス
ミナト乗合自動車は、1932年型のシボレーを、5台も持っていた。
今、そのうちの1台が警笛を鳴らして、香椎村の踏切へ差しかかる。
「登美ちゃん、汽車を見てくれ」
新高運転手は客の少ない車内をふり返って、いつものように言った。
「はぁい」
可憐な声をあげて、車掌の登美子が、後部デッキから身を乗り出す。
博多行きの急行も、小倉行きの貨物列車も、すでに通過したようで、
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2014年1月16日
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