電車内で初めての絶頂 その1
いつもの朝、いつもの時間に、いつもの電車に乗る。
いつもの車両、いつもの混雑。それは溜息が出そうなくらいに平凡な日常。
互いに知らない人々が押し合いへし合いしながら、互いに挨拶することもなく、
それどころか視線を合わせることもなく、密着したまま運ばれていく。
考えてみれば妙なことだ。毎日決まった時間の通勤電車に乗り合わせて、
互いに身体を密着させているのに、互いに知り合いになることはない。
見知らぬ他人とこれだけ接近するのは、ラッシュ時の通勤電車くらいなものだろう。
満員電車に乗るときは、人は周りの人を人として見ていないのだ。
そう、わたしの背中をぎゅうぎゅうと押してくるサラリーマン風の人は、ただの人形。
わたしの隣のOL風の女性も、わたしを人形か何かと思っているに違いない。
ありふれた春物ジャケットとタイトスカートを身に付けたボブカットのOL人形。
わたしもそんな状況を受け入れている。
会社勤めをしている限り、たぶん、この苦痛から解放されることはない。
だから、それは仕方がないものとして受け入れるしかないのだ。
そんなことをぼんやりと考えながら、わたしは、つり革に掴まって電車の揺れに
身をゆだねていた。空いてるほうの手で、たすき掛けにしているショルダーバックを
しっかりと身体の前で持つ。子供みたいだって言われるけど、
バックを人込みに持っていかれて騒ぎになるよりはマシだ。
目の前には席に座って居眠りしているオジサン。
その薄くなった頭頂部を視界の片隅に捉えつつ、ぼーっとした視線を車窓の外に向ける。
と、急に電車が減速して、そのはずみで、わたしの左側に立っていたくたびれた背広姿の人が、こちらに寄りかかってきた。
そんな時にわたしだけ踏ん張っても踏ん張りきれないので、つり革を持つ手に力を入れつつ、右側の人に寄りかかるように少しだけ身体を倒す。
すると、その背広の人は、わたしを支えにできなくなったのか、わたしの背後へ倒れるように身体を割り込ませてきた。周りの人込みが揺れ、背中をぐいと押される。
両足に力を入れ、おしりを突き出すようにして踏ん張る。誰かの咳払いと溜息。
もう、何なんだろう。むっつりとした視線を左側に投げかけると、そこには先ほどの背広の人ではなく、別の人が後ろから押し出されたような形で踏ん張っていた。
あの背広の人は、どうもわたしの後方へと移動したらしい。
ぼそぼそと、何かを謝っているような低い呟きが背後から聞こえ、周りの人たちの動きが収まっていく。
背広の人、満員電車に慣れてないのかな。この春からこの電車に乗るようになったのかも。
そんなことを思いながら、前に押し出されそうになるのを何とか踏ん張っていると、
後ろの人たちが立ち位置を変えたのか、背中に感じる圧力も軽くなった。ほっと一息。
間を置かず、電車がまた加速をはじめて、それに合わせるように周りの人込みが揺れる。
その時、背中に何か不自然な動きを感じた。背中全体に密着されている感じ。
そして髪の後ろに空気の流れを感じる。
なに? 風? そう思ってすぐ、あることに思い当たった。
これって、もしかして後ろの人の息? うわっ、後ろにぴったり密着されている?
落ち着かない気分になる。
普通、どんなに混雑してても、女性の後ろにぴったりと密着したりはしないものなんじゃないだろうか。
どんな状況でも多少は身体をずらすはずだ。
実際、いままでこんな感じに密着されたことはなかったし、そんなことしたら、痴漢と間違われて困ったことになるんじゃないだろうか。
え? ってことは、まさか痴漢? そう思った途端、急に心拍数が上がった。
いやいや、落ち着け。落ち着いて冷静になるんだ。
この人はさっきよろけた背広の人だろうから、そうなら意図的に後ろに回った訳じゃないだろうし、たまたま、密着するような格好で身動きできなくなったのかもしれない。
満員電車に慣れてないならありそうなことだ。
それに、別に触られてるわけでもなく、ただ密着されてるだけだし。
軽く溜息。わたしってちょっと自意識過剰なのかな。
まあ、わたしは胸もおしりもあまり大きくないから、触ったって面白くないだろうし。
しかたがない。気持ち悪いけど、次の停車駅までの辛抱だ。
次の駅に着けば、人の乗り降りでもうちょっとはマシな体勢になるだろう。
そう、満員電車では自分以外はすべて人形なのだ。
そう考え、わたしは視線を目の前の窓に固定し、背中の気配は無視することにした。
少しして、後ろの人がなにやらもぞもぞ動いているのを感じた。
電車の揺れとは違う、何となく不自然な動き。
おしりの辺りに、何かが当たっているのが解る。
先ほどまではそんな感じはなかったのに、何だろう。
何かの膨らみが、もぞもぞと左右に動いている。
何かの膨らみ? そう考えてドキッとした。まさか……。
とっさにおしりに力を入れ、左右に腰をひねる。
これってさっきの背広の人? もう、こんなところで何に興奮してるんだろう。
呆れと少しの怒りを感じながら、そんなことを思う。
自分の興奮したモノを当てている相手が、それに気づいてないとでも思ってるのだろうか。
もう一度、左右に腰を振ってから、バッグでおしりを隠そうとした。
でも後ろに回そうとした手は、後ろの人の身体に当たるだけで、おしりのとこまで持っていけない。
自分のモノが硬くなっていることを、わたしに知られていると気づけば、さすがに恥ずかしいと思うだろうし、そうであれば身体の向きを変えてくれるはずだ。
そう思ったんだけど、何度腰を振っても、それの感触は消えなかった。
おしりに回そうとしたバッグが何度か後ろの人の腰の辺りに当たってるから、後ろの人も、それに気がついてるはず。
なのに、体勢は変わらない。ぴったりと密着されたまま。
というか、ますます強く押しつけられているような。
後頭部に感じる息遣いも、何となく前より早くなってきてるような。
まさか、本当に痴漢なの? そう思って、一瞬鳥肌が立つ。
わたしだって男性経験がないわけじゃないし、痴漢に遭遇するのも初めてではない。
だから、いまさらちょっと触られたくらいでショックを受けることもない。
けど、男性自身を、それと解るように押し付けられたのは初めてだ。
その生々しい感触には、嫌悪感というか気持ち悪さしか感じない。
見ず知らずの人に触られたり、押しつけられたりするほうの身にもなって欲しい。
気持ち悪いだけなんだから。
嫌悪感から大きく腰を振ろうとして、わたしは腰の両側を押さえられていることに気づいた。
両側から腰骨の辺りをつかまれている。
自分の腰の辺りに視線を落とすと、背広の薄汚れた袖とその袖から覗く白い手が見えた。
あの背広の人だ。そうは見えなかったけど痴漢だったんだ。
わたしの背後に密着して、大きくなったアレをわたしのおしりに押しつけている背広の人。
反射的に持っていたバックを放し、腰に当てられている手首を掴んで振り解こうとする。
でも、向こうの力が強くてうまくいかない。
ごそごそと背広の手を振りほどこうとしていると、右側のOL風の人が身体を揺らして、軽く咳払いをした。慌てて背広の手首を掴んでいた手を放し、バックを持ち直す。
あまりごそごそ動いていると、周りの人に気づかれる。それは嫌だ。
痴漢に遭ってるんだから、周りの人に気づかれようと何だろうと、声を上げて、そいつを捕まえてしまえばいいとは思うんだけど、実際にそうするかどうかはまた別の話だ。
捕まえた相手がシラを切ったりすると、面倒なことになるような気がするし、会社にも遅刻するかもしれない。だから、おしりや胸をちょっと触られるくらいなら、気づかない振りをしてやり過ごすことにしている。
まあ、服の上からなら、人形の手が触れているのだと思えば、それほど腹も立たない。
痴漢だって捕まりたくはないだろうから、あまり大胆なことはしないはずだ。
服の上から触って、勝手に興奮して勝手に満足して離れていくだけ。
だからアレを押しつけてくるのも、ただ押しつけることで満足するのだろう。
スカートの上からだ。別に直接接触してるわけじゃない。
言い訳気味にそんなことを考え、おしりに感じる感触を無視する努力をしながら、
軽く溜息をついたとき、車両の揺れに合わせたように後ろから腰を強く引き寄せられた。
バランスを崩しそうになって、思わず、つり革を掴む手に力が入る。
ぴったり密着される感覚が消えて、おしりの下の辺りに弾力性のある丸い先端を感じた。
げっ、もしかしてアレの先端を擦りつけてる?
というか、先端を擦りつけてるってことは、ズボンから出してるってこと?
とっさに腰を前に引こうとしたけど、背広の手がわたしの腰をがっちり掴んでいて、
うまく動きが取れない。手を後ろに回そうとして、この擦りつけられてるのが
本当にアレだったら直接触ってしまうかも、と、躊躇してしまう。
何度か後ろのそれを手で払おうと思いながら、結局、あきらめた。
さすがに知らない男のアレには何があっても触れたくない。
やだなあ、この人、何のつもりなんだろう。スカートに擦りつけて何が嬉しいんだろう。
うんざりとそう思いながら、わたしは、それが何か別のものであると思い込もうとした。
アレが直接、自分のスカートに擦りつけられているなんて情景は、あまりに生々し過ぎる。
鳥肌が立つ。想像もしたくない。
後ろの人は、その硬くなったものをスカートに擦りつけながら、ゆっくりと腰を動かしているようだ。
おしりに感じる弾力性のあるものが、電車の揺れに合わせるように、少しずつ上下に動いている。
後ろの髪を揺らす吐息が、だんだん、湿っぽくなってるような気がする。
気持ち悪いから、後頭部に息を吹きかけるのもやめて欲しいんだけど。
と、腰をつかんでいる手に力が入ったのを感じた。
おしりの下辺りに移動したアレを、スカート越しにわたしの股の付け根辺りに押しつけるようにぐいぐいと突き立ててくる。
膝まであるタイトスカートだから、捲くられたり、スカートごと内腿に割り込んでくるようなことはないと思うけど、とか思ってると、アレの先がちょうどわたしの両足の付け根辺りにあてられ、少しだけそこにめり込んでくるような圧迫を感じた。
そのまま、スカート越しに強く押し込んでくる。
思わず息を呑んだ。反射的に太腿に力を入れる。
スカートの表面が張り、大腿にストッキングとスカートの裏地が擦れる感触を感じる。
でも、内腿までは割り込んでこない。少しだけほっとする。
そのまま押しつけて、ぐりぐりと回すような動き。そんなことして痛くないのかな。
薄手のフレアスカートだったら、スカートごと内腿に割り込んできそうなくらいの圧力だ。
まさか、このままスカートに出すつもりなんじゃ……。
そう思いついて、一瞬、冷や汗を感じる。スカートに射精されたりしたら目立ちまくりだ。
そのまま会社に行ったら、同僚たちの好奇の目を引くに違いない。
噂好きな同僚の顔を思い出して、暗い気分になる。
ウェットティッシュで拭いたくらいじゃちゃんと落ちないだろうし、
今更、家まで戻る時間もない。どうしよう。
焦りつつ、そんな心配をしている間も、後ろの股間辺りに感じる圧迫感は、電車の揺れに合わせるように強弱をつけながら、だんだん強くなっていく。
お願いだからちゃんと始末して、これ以上の迷惑は勘弁して。
暗澹たる気持ちで祈るように思ってると、電車が大きく揺れ、腰を強く引っ張られた。
よろめきそうになり、思わず両足を開き気味にして踏ん張る。
それと同時に、それの先端が滑ったように上がり、棒状のアレの感触をおしりに感じた。
わたしの腰を抑えていた手の一方が、わたしの前に回り、下腹部に当てられる。
その行動に驚きながらも、とっさに、持っていたバックで下腹部のその手を隠した。
目の前の席のオジサンが目を覚ましたら見られてしまう。何のつもりだろう。
わたしの下腹部に回された手が、そのまま滑るようにスカートの上を股間辺りまで移動し、そのまま前から指先を押し込むように圧迫してきた。俯いた視界に薄汚れた背広の袖口が映る。
思わず腰を引こうとして、おしりを後ろの人に押し付けるような動きになってしまった。
大きく硬くなったそれの形がはっきりと解る。その気持ち悪い感触に身体が硬直してしまう。
後ろから抱きしめられるように密着されて、わたしはそのまま身動きが取れない。
吐息で後ろの髪が揺れ、タバコと汗の臭いを感じた。
両足を開き気味にしているので前からの手は、ピンと張ったスカートに阻まれ、
内腿までは割り込んでこない。ただ、あそこの前を圧迫される感じ。
その状態で背広の人は、その棒のような硬いものを擦りつけるように、
電車の揺れに合わせるような腰つきで、ソレをぞもぞと動かしている。
と、急に動きが止まって、いきなりアレが跳ねるようにピクつくのを感じた。
ぴくんぴくんと何度か痙攣するように脈動してる。
……射精したんだ。そう思い、無性に怒りを感じた。
こっちのことなんか何も考えずに、ただ自分が満足するための道具のように扱う。
本当にそんなので気持ちがいいんなら、人形相手にすればいいんだ。
痴漢への怒りと、道具のように扱われた自分の情けなさで泣きたいような気分。
背広の人は、しばらくそのままわたしの背後に密着したまま、微かな息遣いでわたしの髪を揺らしていたが、次の駅が近づき、電車が減速を始めたころ、ゆっくりと離れていった。
わたしは、呆然としたまま、そのままの体勢を保つ。
駅に到着し、周りの人込みが崩れ始めたころになって、やっと、わたしはスカートを確認しなければならないことを思い出した。
とっさにスカートの後ろへ手を回そうとして、白濁した粘液がそこに擦りつけられている情景が頭に浮かんだ。
泣き出したい気分になるのを我慢して、急いでティッシュを取り出し、それでスカートの後ろを探る。
何もついてない。特に湿ってもいなかった。
どういうことなんだろう。
さっきの感触、あれはどう考えても射精したとしか思えなかったけど。
でも、なんともないならそれに越したことはない。
「ふう」
力が抜けた。
小さく溜息をつき、そこで、今のわたしの挙動が、他人の目には奇妙なものに見えるだろうということに気がついた。
胡散臭そうな、冷たい視線に晒されてるような気がして、慌てて、その電車を降りた。
会社の最寄り駅は次の停車駅だ。次の電車を待つしかない。
ホームの時計を見て、始業まではまだ時間があることを確認する。
溜息がでる。まったくついてない。今日は朝から最悪だ。
会社に着いて、そのまま更衣室に向かう。
ドアをあけると、誰かの話し声が耳に入った。
ちょうど、わたしのロッカーの裏側から聞こえてくる。
聞き覚えのある声。同期入社の二人だ。
「もうサイテー。今日、電車で痴漢に遭っちゃってさあ」
自分のロッカーを開こうとして、思わず身を竦める。彼女も痴漢に遭ったのか。
ボーイッシュな彼女。わたしとは別の課だけど、あっけらかんとしていて、誰とでもすぐ打ち解けてしまう、同期の中では有名な人だ。
活発そうで、痴漢になんか遭わなさそうな人だと思ってたけど。
もう一人の声は、彼女と同じ課の彼女と仲のいい人のようだ。
セミロングの美人なんだけど、何となく冷たいようなキツイ感じを受ける、
何となく近寄りがたい感じの人。
「へえー。で、どうしたの? 捕まえた?」
「そんなことしても、被害届けやら何やらで面倒なだけじゃん。だから、ちょっとだけ触らせてやったの」
うんうん。それには同意する。会社にも遅刻しちゃうしね。
彼女たちの話し声を聞きながら、静かにロッカーを開け、音を立てないようにして制服に着替える。気づかれても構わないんだけど、何となく気づかれたくなかった。
わたしが聞いていると知ったら、彼女たちは話題を替えるような気がするし。
彼女たちの痴漢の話、ちょっと聞いてみたい。
「なにそれ。痴漢なんて犯罪なんだから、毅然とした態度で立ち向かわないとダメよ」
「そんなこと言ったってさあー、実際、相手に否定されたら面倒じゃん?
それに、間違って違う人を捕まえたりするかもしれないしさー」
「そうは言ってもね」
「まあ、別に減るもんでもないし、どうせ服の上からだしね。それよりさ、中にはうまい人もいるのよ」
「はあ? うまいって何が?」
「痴漢よ痴漢。なんというか、こう微妙なタッチで何かムラムラしちゃうような感じで触ってくんの」
「服の上から?」
「うーん、まあ、そんときは、パンストの上からだったけどさ」
「パンスト……って、あんたそれ、スカートの中に手、突っ込まれたわけ?」
「えっ? ああ、まあ、ね。ま、直接触られたわけじゃないし。パンストとパンツ越しにだよ。
でさでさっ、こう、なんつーか微妙な感じで触ってくるわけよ」
「微妙な感じって何よ?」
「こう触れるか触れないかくらいの力加減でさ、イライラしちゃうくらいに微妙な感じで触ってくんだよね。その手つきがイヤラシイのなんの。最初は無視してたんだけどさ、途中から感じてきちゃって、もう大変だったんだから。声、出そうになっちゃってさ」
「あんた、変態じゃないの? 電車の中で痴漢に触られて感じるなんて」
「そんくらい凄かったんだって」
「あんたが欲求不満なだけでしょ」
「んー、それもあるかも。でもさ、前に聞いたんだけど、指だけでイカせちゃう痴漢もいるらしいよ。それも直接タッチなしでさ」
「まさか、本当に? 電車の中で? ちょっと信じられないわね」
「あー、どうせ触られるなら、あたしもそんな人に触られてみたい」
「淫乱」
「なんだよー、淫乱とか言うなー!」
その後、彼女たちは笑いながら話題を変えて、更衣室から出て行った。
いくらなんでもぶっちゃけすぎだ。彼女の彼氏が聞いたら卒倒するんじゃないかな。
でも指だけで? 指だけでイクなんてちょっと信じられない。
というか、イクって感覚もよく解らないんだけど、そんなこともあるのかな。
確かに、以前、女性誌かなにかでセックスの絶頂感がどうとか読んだこともある。
そうなのかと思ったりもしたけど、わたしは、そんなの感じたことはない。
セックスは、それなりに気持ちがいいとは思うけど、どっちかっていえば肉体的なものより精神的なもののような気がする。
付き合ってる彼に抱きしめられると安心するし。
イクって感覚には何となく興味もあったから、自分でちょっと試してみたりしたけど、
そんな絶頂感というような感覚なんてなかった。
時間をかけて触ってみても痛くなってくるだけだったし。
自分で自分を慰めるのは、何となく惨めな感じで、気分が乗らないってのもあるけど。
彼に聞くのも変な話だし……。
なので、きっと本当に好きで好きでたまらない相手とセックスしたら、絶頂というものも感じられるんじゃないかな、と思うことにしてるんだけど。
だから、見ず知らずの他人に触られただけでイクなんてとても信じられない。
触られても、ただ気持ち悪いだけだ。
制服に着替えた後、何となく先ほどの電車の中で感じた感触を思い出して、タイトスカートのおしりの部分ををマジマジと見てみる。
薄らと何かを擦ったような跡があるけど、よく見ないと解らない。
その部分を軽くブラシで払ってから、ロッカーに仕舞って、更衣室をでた。
勝手に触って勝手に押しつけて勝手に気持ちよくなって勝手に満足する連中なんか、この世から消えてしまえばいいのに。
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