なごり雪
昨夜から急に振り出した雪は、朝になってもまだ降り続いていた。
踏み固められた雪が、ホームの端にうっすらと張り付いている。
線路は薄い雪に覆われ、盛り上がったレールによって、白い幾何学模様を成していた。
僕は腕時計に目をやった。
始発電車の到着時間は既に5分も遅れている。
たまに降る雪だから仕方ないとは思う反面、このくらいの雪でどうして、とも思う。
帰省だから急ぐ
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